薬剤師はセルフメディケーションの相談役になるべき

薬剤師はセルフメディケーションの相談役になるべき

2006年9月の薬事法改正の元となる報告書では、セルフメディケーションの重要性が強調されています。

セルフメディケーション(Self-medication)とは、市販の薬などで自分の健康管理を行うことです。

セルフメディケーションにより、医療機関を受診する手間と費用を省くことができ、保険医療費を抑制する効果も期待されています。

しかし、セルフメディケーションが正常に行われるためには、国民が適切に医薬品やサプリメントなどを選び、安全に使用できるような体制作りが必須となります。

そのためには、専門家によるリスクの程度に応じた情報提供がなされなければなりません。

このセルフメディケーションの専門家が薬剤師と登録販売者になるのです。

つまり、これからの薬剤師に求められていることは、一般の人がセルフメディケーションについて相談できる人になるということです。

日本人は医療機関にかかる回数が欧米の数倍以上と言われています。

日頃から健康に気を付け、病気を前もって予防し、軽いうちは一般用医薬品などで自分で病気や風邪を治すセルフメディケーションは非常に重要なこととなります。

セルフメディケーションが発達すれば、医療費も抑えることにもつながります。

しかし、セルフメディケーションの相談役になるためには、一般用医薬品の知識だけでなく、食事や栄養、休息、運動、病気、医療制度など総合的な知識が求められます。

ですから、薬の知識のみではなく、人が健康的に日常生活を送るために必要なこと全てに答えられなくてはならないのです。

そういう意味では、限りなく医師に近い存在と言えるかもしれません。

薬剤師が自ら訪問して客と向き合う在宅調剤・施設調剤・介護に続く »