薬系大学で2006年から6年生が導入され、2012年以降は年間1万人近い薬剤師が誕生すると見込まれています。
6年生の薬系大学では今まではなかった「接遇」と呼ばれるコミュニケーションを高める授業があります。
従来、薬剤師というとコミュニケーション能力が低いというイメージがありますが、6年制卒の新薬剤師はコミュニケーション能力にも長けている特徴があるのです。
今まではコミュニケーション能力がなくてもやっていけた薬剤師でも、顧客とのコミュニケーションの取り方について学んだ新薬剤師が誕生すれば、その地位が危うくなる可能性もあるでしょう。
さらに、新薬剤師は新卒なだけに給料が安いです。
つまり、企業側としてみれば、給料が安くコミュニケーション能力もある新薬剤師を選びたくなるのは当然と考えられます。
今後、薬剤師が過剰になればなるほど、薬剤師の資格さえ持っていれば活躍できる幅が広がるという考えは通用しなくなります。
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